取り組み・地域連携(富士山白糸藍プロジェクト)

藍プロジェクトとは

藍プロジェクトとは

日本の伝統文化である藍染。
“侍ブルー”とも呼ばれる深く美しい藍色は、
世界に誇る「ジャパン・ブルー」です。

しかし今、その藍染文化が、
日本から消えてしまうかもしれない——
原料となる藍を育てる生産者の減少により、
伝統は存続の危機にあります。

その現実を知った私たちは、
富士宮市白糸地区の農家仲間と手を取り合い、
自分たちにできることは何かを考えました。

農家にできること。
それは、藍を育てること。

私たちは農薬を使用せずに藍の栽培を始めました。
土から、未来へ。
藍染の世界を支える一歩として、
「藍プロジェクト」を立ち上げました。

すべては、ある出会いから

きっかけは、一人のスタッフの好奇心でした。

藍染に心を惹かれ、
ある工房を訪ねたことが始まりです。

そこで出会ったのは、
息を呑むほど美しい藍色と、
長い歴史に支えられた日本の技。

同時に知ったのは、
原料を育てる農家の減少という現実でした。

「この美しい色を、未来に残したい。」

その想いが、私たちの新たな挑戦
“藍プロジェクト”の原点です。

畑で植物を手入れする様子

土から育て、発酵で色を生む。

私たちが目指すのは、単なる藍の栽培ではありません。

種をまき、土で育て、
収穫した葉を乾燥させ、水を打ち、発酵させる。

日本の伝統技法である「蒅(すくも)」づくりまでを、
自分たちの手で行います。

微生物が生み出す熱。
立ちのぼる独特の香り。

植物の命が、時間とともに
「色」へと変わっていく瞬間に立ち会う。

それは、農業と発酵がつながる営み。

土から生まれたものが、
人の手と自然の力によって、
再び価値あるものへと循環していく。

農家だからこそできる、
命をつなぐ「循環」のプロジェクトです。

今後の活動計画

青々と育った藍の葉・畑

栽培期間中
農薬不使用栽培

白糸地区の豊かな土壌で、農薬を使わずに藍を育てます。

蒅(すくも)づくりに
挑戦

葉を乾燥・発酵させて染料にする、伝統的な「蒅づくり」に挑戦します。

染液をつくり藍染め体験

本藍染め、泥藍、生葉染めなど、様々なアプローチで「ジャパンブルー」に触れる場を作ります。

藍プロジェクト活動写真